王政と革命と時々歯車{掲示板}



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[124] (無題)

投稿者: 亜口のホムンクルス達 投稿日:2018年 1月19日(金)17時50分3秒 sp49-97-110-105.msc.spmode.ne.jp  通報   返信・引用

「パパ!ただいま!」
元気な声な少女の声が響く。「お帰り」と駆け寄る少女を白衣の男が抱き上げる。コール=ワース出身の研究所では彼女の戦闘訓練が行われており、それが終了したのだ
「お疲れ様コール。お前は私の自慢の娘だよ」
ポンポンと頭を優しく撫でられればニッコリと微笑み父親に甘える
「あ、ねぇパパ!弟は…?キーファはどうなの?」
「ん?あぁ…順調だよ。お前のデータを引き継ぎ、それに幾つか改良も加えた。なんなら見に行くかい?」
「うん!」
手と手を繋ぎ、施設の中を歩く。その姿はまごう事なき親子に見えるだろう
「さ、着いたぞー」
父親がコールを抱き上げ、ガラス越しに見える巨大なカプセルが数多く並ぶ中、1つのカプセルに入った少年を見せてくれた
「わぁ…あれがキーファ…私の弟?」
カプセルの中に浮かぶ少年を眺めそう問いかける
「あぁそうだとも。お前たちは私の自慢の子供達だ。しっかりと任務を遂行してくれ」
「うん!」
任務…それはとある国の商人との取引。体の一部に別の口のある人造人間…亜口のホムンクルスであるコールやキーファは人造兵器としてその国に行くことを目的に作られた存在だ
「…ねぇパパ?…私って失敗作なの…?」
「…ん?なんでだい?」
途端に娘が言い出したセリフに驚いたのか反応が遅れた
「…今日訓練中にね?先生が言ったの。お前は失敗作だからこんなものかって…。ねぇパパ…私って…っ!?」
そこまで言ったところで父親がコールを抱きしめた。強く、強く、我が子を離すまいと抱きしめた
「…お前は失敗作なんかじゃないよコール…。そんな筈があるわけない…お前は、私の自慢の娘なんだから」
…暖かい。少し痛いがその痛みが父親が自分自身を思ってくれている証だった。応えるように背中に手を回しギュッと抱きしめる
「…うん。パパ…」
「もう二度と、失敗作だなんて言ってはいけないよ?パパとの約束だ。分かったかい?コール」
「うん。約束」
「よしよし…っと…すまない。そろそろ会議の時間だ。また後でな。コール」
バイバイ、と手を振り父親を見送る。
そうだ。私は失敗作なんかじゃない。パパの作った最高の存在。グッと胸の前で拳を握りしめ、自分の部屋に向かう
「キーファ…私の弟かぁ…へへ…お姉ちゃんだ。私」
シャワーを浴びながらニヤけてしまう。二人でパパの役に立てるのなら最高だ。まだ生まれてくる兄弟はいるかも知れないが、今は私のキーファだけ
「お姉ちゃんだもん。しっかりしなきゃ!」

~数日後~

「お姉ちゃん!パパ!ただいま!」
元気な少年の声が施設に響く
「お帰りキーファ」「お帰り!キーファー」
それを出迎える2つの声。姉は訓練を終えた弟に駆け寄りギュッと抱き締める
「お疲れ様キーファ。これでお前も訓練は終了。コールと同じ立場だ」
「やったねキーファ!一緒に働けるよ!」
「うん!」
無邪気に手を取り合い喜び合う姉弟。それを見る施設の職員達の眼差しは、消して幸福に満ちたモノではなく、畏怖を感じているような眼差しだった


「…室長…キーファ=ルーの資料なのですが…」
「何か問題が?」
室長室に研究員が数名、室長である二人の父親を取り囲んでいた
「…数値が予想を遥かに下回っています…自制心が大きく欠如しており、いつ暴走するか分かりません。時限爆弾のようなものです」
「時限爆弾…そうか…」
はぁと頭を抑え考え込む。先ほどの二人の姿が目に浮かぶ。弟が出来たとはしゃぐコール。同様にキーファ。今さら二人に手を加える事は出来ない。出来たとしても記憶はリセットされてしまう。可愛い子供達にそんな事は出来ない
「キーファ=ルーを地下の牢に入れることを提案いたします。あそこなら暴れたとしても抑え込むことが可能かと思います」
一人が口を開いた。地下収容庫。施設トップクラスの強度を誇る檻だ、警備も厳重で抜け出す事はまず出来ないだろう
「…地下…か。…わかった。コールとキーファには私から話をしておく。君たちは装備の点検、避難通路の確認等を怠らないように。確実行動開始」
「了解しました」
納得した研究員達はゾロゾロと部屋を出る。ガチャリと扉が閉まれば、大きな溜息をつき、机に突っ伏す。ふと彼の中に三文字の言葉が浮かんだ。失敗作…と
「…いやダメだ。私があの子達を否定したら誰が認めるんだ。大丈夫だ…大丈夫…。…キーファ=ルー。直ちに室長室まで来なさい繰り返す…」
ガチャリと無線を置き、また溜息をつく。今から嘘をつく。それも特大の、自分の息子を否定してしまうような…
「失礼しまーす」
考えを打ち消すようにコンコンっと甲高いノックの音が聞こえた
「あ、あぁ…どうぞ」
「?パパ…どうかした?」
不安そうに扉を開け眉をひそめながら質問を受ける
「いや。なんでもないさ…それでキーファ。お前を呼んだのはお前に協力してほしいことがあってな。コールにも内緒な奴だ」
「僕に?ん!なになに?何でもやるよ?」
ニコニコと笑い、手を後ろに組みながら父親が何を命じるか楽しそうに待っていた
「地下にある収容庫があるだろ?あそこに入って欲しいんだ」
「…収容庫…?な、何で?僕…悪いことしちゃった?」
「い、いや!そうじゃないそうじゃない…。万が一敵に捕まった場合、まずはジッと待つ事が大事だ。そのための忍耐力を付ける訓練だよ」
嘘だ…我ながらバレバレな嘘だ。だがキーファにはバレないだろう…そのような知識は与えていないからだ
「…わかった!僕頑張るね」
「あぁ。期待してるよ。キーファ…」
その後キーファは監視員十数名と地下に向かった
「…暴走すれば止めろ…生死は問わない…」
これが上からの命令だ。キーファが暴走したら彼は撃ち殺される
「…頼む…頼むキーファ…何も起こさないでくれよ…」

「…ねぇおじさん。いつまでここに居ればいいの?」
鉄格子の中。手枷足枷をつけられた彼が見張りにといかける
「……」
「さ、さぁ…分からないなぁ…きっとお父さんが近いうちに来てくれるさ」
答えたのはもう一人の見張り。無視をした見張りは何かに耐えるように口を開かない
「そっか…えへへ…早く出てお姉ちゃんと遊びたいなぁ…」
「…立場をわきまえろよ化け物…」
見張りが口を開いた
「お、おい…よせ」
もう一人が制止するも男は聞かず鉄格子を掴みキーファを睨みつける
「お前は人殺しの人喰いの化け物だ。コールってガキもそうだ…お前らの訓練に出て来た人間は何処ぞの国の犯罪者達だ…その中には近く出所する俺の親父がいた!お前らはそれを訓練で食っちまったんだよ失敗作の化け物が!」
「やめろって!ご、ごめんねキーファ君…こいつ変なこと言って…」
…失敗作。化け物。頭の中を駆け巡るその2つの単語。熱い。血が沸騰しているかの如く体中が熱い。ドクンドクンと鼓動が早まる
「…失敗作…へは…失敗作ぅぅぅぅぅう!」
頭のネジが外れたようにケラケラと笑いだす。バタバタと暴れまわる
「!お、おい上に報告!」
「わ、分かった!」
一人が全力で上に向かう。貶した男がこちらに銃を向ける
「お前は俺が殺す。上には暴走したからやむ終えずって報告しといてやるよ…クソが!」
タァン。と銃声が響く。銃弾はキーファの頭をしっかりと貫通した。ドロリと血が流れて床を赤く染める
「…化け物が…」
「……痛いなぁ……」
「!?」
むくりと起き上がり額をさする。穴の空いた筈の頭はジュクジュクと再生が始まり、ニンマリと笑うキーファがそこにいた
「っ!し、死ねぇ……っ!」
腹の口が開き、キーファを中心に音の波が広がる。見張りは壁に押しつぶされ、檻も崩壊。拘束具も外された
「へは…あはははははは!!!」
グチュリと腹の口から剣を抜けば階段を上がる。視界は赤く染まり、体が疼く。全てを壊したい。そんな衝動に駆られる
「止めろ!射殺許可は下りている!撃てぇ!」
タンタンとキーファめがけ弾丸が飛ぶ。そんなもので止められるはずがなく、呆気なく剣で切り裂かれる
「パパぁ…お姉ちゃん…ドコォ?」
ヨロヨロと歩きながら施設をスクリーチで破壊しながら歩き回る。床は血の海。施設は半壊…
「あっは!パパ!」
「き、キーファ…お前何を……」
「へ?」
その言葉を聞き冷静さが戻ったのか、あたりを見渡す。ぞっとした。コレを自分がやったのか。見渡しているうちにドチャッと何かが落ちる音がした
「…パパ?」
目の前にあるのは首ない男の死体。見覚えのある白衣。ゴツゴツした手…父親だった
「…パパ…?あれ?へ?…ぁ…ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!」
己が何をしたか理解した。本当に全てを破壊してしまったのか?涙が止まらない。何処に向けていいのか分からない感情が押し寄せる。その感情が何なのかすら分からない
「…キーファ……?」
震える声で自分を呼ぶ声がした
「…お姉ちゃん……?っ!」
振り向いた途端、腹に鈍い痛みが走る。コールの触手だ。吹き飛ばされ壁に打ち付けられる
「クソガキ…お前自分が何をしたか分かってんの!!?パパを…家族を…家を!全部壊したんだよ!!!」
「………」
何も言い返せない。改めて姉から聞かされる事実。悲しみに打ちのめされ、動くことも出来ない
「クソガキ…クソガキクソガキクソガキ!!」
容赦なく触手を叩きつけてくる。なぜ酸を出さないのだろか……
「…お前は…失敗作だよ…私も失敗作だけど…お前は家族殺しの失敗作だ…」
薄れゆく意識の中でそう聴こえた…失敗作…嫌な言葉だ


「…お姉ちゃんには殺せないよ……キーファ…」
半壊した施設の中で、気絶した弟を抱き上げる。確か保存用のカプセルが有ったはずだ。1つでも残っていればいいが…
「あった…よかったまだ動く」
キーファを中に入れ、起動させる。コレで数年は寝たままだ
「…私は…パパの言ってた国に行く。あんたも…目が覚めたら来ればいいよ…。キーファ…私の大好きだった…愛していた弟は今日死んだ。私はお前が嫌いだよ」
涙を流しながらそう言い放ち、彼女は国に向かい歩き出した




[123] おじ様 b-a

投稿者: ヴィルヘルム 投稿日:2018年 1月18日(木)17時48分48秒 113x41x156x249.ap113.ftth.ucom.ne.jp  通報   返信・引用

ラフだから汚ないですが…



[122] (無題)

投稿者: Who…? 投稿日:2018年 1月17日(水)16時16分3秒 p322220-ipngn200404daianjibetu.nara.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

幸せな夢



[121] スモーキーの上着

投稿者: Smokey 投稿日:2018年 1月17日(水)07時48分50秒 61-21-64-153.rev.home.ne.jp  通報   返信・引用

全然絵描いてなかったから画力が落ちた。
1日1枚は描きたいけどな…無理。
色塗ったやつもあるけど、
塗らない方が綺麗だったからこれだけで。
_________________________

絶対言わないって分かってるけど、
「一緒に居ても良い?」って聞かれたら
「好きにしろ」って素っ気なく言いつつも
内心ぶっ倒れそうなスモーキーさんが見れます。
_________________________

ヒルダ「その上着が彼の形見になるかもしれないわね」



[120] 容姿です

投稿者: ダリル・アマネイ 投稿日:2018年 1月15日(月)21時21分9秒 softbank060121159211.bbtec.net  通報   返信・引用

作ってみました。ちなみに、目の色は反対です…。



[119] ゆめ

投稿者: ロゼ・ワイズバーン 投稿日:2018年 1月14日(日)20時28分23秒 113x41x156x249.ap113.ftth.ucom.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

最初は歩いていただけだった。彼を視るまでは―――。
     ×
"薄情な奴"……それが、周囲が私に対して懐く第一印象だ。特に自称しているわけでもないが、色々な判断基準あっての結論だ。けど、今は違う。

「あれ、ここ……何処だっけ?」

右手には退屈しのぎの缶コーヒー。私が思うに、これは私のトレードマークだ。
いつも通り、私は自由に夜の街を闊歩していたわけなのだが……気がついた頃には全く見たことがない景色が広がる場所に居たのだ。

「なんだよここ……意味わかんない。」

確かに―――そう、確かにさっきまでは賑やかな雑踏に自分は紛れていた筈なのだ。
しかし、いま私の目に写る光景は、"白"を基調とした箱庭のような場所だった。
無意識のうちに入り込んでしまったのだろうか、それとも何かに―――

「やあ、久方ぶり。もっと前かな?ご無沙汰してます?どっちでもいいか。」

ふと、背後から冷たい声がかかる。
声の質からして、二十代前半と言ったところだろうか。そんな予想をしながら後ろを振り返ってみる。

「美しくなったね、探すのに苦労したよ。」

「人生最悪の日かも……」

「酷い言いぐさじゃないか!僕の方から読んだんだから、君にとっての人生最悪じゃない。これは、僕が引き起こした"必然"さ。」

見えたのは、声で予想したのと全く同じ程の年齢の青髪の青年だった。
忘れるはずがない。その姿を視認した瞬間に背筋をすさまじい速度で通り抜けた衝撃は本物だ。

「なに?……殺しに来た?」

最初に思い浮かんだ文字は【死】。だが、道化師のようにおどけた様子で青年は私の質問に否と答える。

「何をいってるのさ、ロゼ。君に対しての殺意はない。僕は君のことが好きだからね。」

「嬉しくないよ。」

「―――返事は?」

何回これを聞かれたことだろう。その度に断ってきたと言うのに。答えは考えるまでもなく脳が勝手に指令を出した。

「ばーか。私は大っ嫌い。世界のなかでも、あんたは筋金入りのクズ。」

「ふふっ。そういうところが、好き。」

気持ち悪い。そんな単語が浮かび上がる。なんでこんな奴に振り回されないといけないのだ。折角、逃れる事が出来たと思っていたのに。もう自分の前に現れることはないと思っていたのに。どうして、どうして―――。

「くたばれ。」

短く、少し考えていい放った。考えてもこんな言葉しか出てこなかった。それ程に、憎い。

「くたばらないよ、君から返事が貰えるまでは。よく考えてみてくれよ、君は僕にとって―――」

「くたばれって言ったのが聞こえなかったのかッ!!」

それ以上聞きたくない。つい、大声で相手の言葉を遮ってしまう。
体温が上がって、心拍数が上がっていくのが感じられる。落ち着け、落ち着け……と、アドレナリンを押さえつける。

「私には守りたい人が沢山いるんだ。好きな人もいる。……私に、干渉するな。」

数秒間の心地の悪い沈黙。
言ってやった、そう思った。今、私が思うなかで最大級に相手の心を抉る台詞だ。

「ふーん。」

反応は軽かった。
思わず顔を上げて、改めて相手を視認する。

「……ふーん。じゃあ大切なもの、消してあげるよ。」

その昏く照らされた顔は―――笑っていた。
     ×
「……あっ。」

最後に見たのは笑った青年の顔。
寝不足ゆえの悪夢なのだろうか。……自問自答に意味はない。そう言い聞かせて目を擦る。
温かく、柔らかい布団のなかで目が覚めた。時計は深夜3時をさしている。

「夢じゃないんだよなぁー……。きっと。」

自分としてはもっとも避けたい事実なのだが、鮮明すぎたその記憶は、夢なんて簡単なモノに収まるものじゃなかった筈だ。

「……やれるもんならやってみろよ。」

誰に言うでもなく、独り……呟いた。



[116] (無題)

投稿者: 亜口のホムンクルス達 投稿日:2018年 1月13日(土)21時17分8秒 catv-141-051.tees.ne.jp  通報   返信・引用

「……僕に何の用。コール」
ある日家のポストに手紙が投函されていた内容は「クソガキへ 久々に姉弟再開しようよ。明日の夜。公園で待ってるよ」と言った簡単なものだ。手紙が投函されていたと言うことは住所が割れているという事。相手は自分のこの国に来てからの事情を色々と知ってる可能性が高い。相手の指示通り公園に向かい、目の前にいる少女に話しかける
「用?姉弟の再開に理由がいる?久しぶりだねーキーファー?」
ニヤニヤしながらこちらに近づいてくる…嫌な感じだ。殺意は感じられないが…気持ちが悪い。勿論実の姉なんかではない。同じ施設で生まれただけの存在だ
「そんな嫌な顔しないでよクソガキィ…お姉ちゃん悲しいぞ?失敗作同士仲良くしようよー」
失敗作。その言葉につい反応してしまう。彼女の胸ぐらを両手で掴み上げ睨みつける
「僕は失敗作なんかじゃない!…違う…僕は違う…」
本当は分かっていた。自分は失敗作だ。破壊衝動が暴走する失敗作。それでも自分全てを否定されたようで、そうせずにはいられなかった
「いったいなぁ…何も違わないでしょ?私達亜口のホムンクルスの生みの親達を殺して、生まれて来るはずだった兄弟を殺して、家も破壊した。私も人の事は言えない失敗作だけど…お前みたいな失敗作に言われたくないよ?理性のないクソガキが」
そう言い放たれた瞬間。彼女の腰から二本の触手が生えあっという間に拘束されてしまった。首や四肢を絞められギチギチと緩急をつけて来る。確かコールの触手からは強酸の粘液が出ていたはずだ。バタバタともがき脱出を試みるがビクともしない
「安心しなよ酸は出してないからさ。別に私はキーファを殺したい訳じゃないよ。…ったくもー悲しいなぁ…目上の者には従うべきでしょ?」
「か…ぅ…!」
必死に息を取り入れる。その様子を見ているコールはニヤニヤといやらしい笑みを浮かべていた
「お腹の口塞げばヘルノイズは使えない。夜だからシャドウハンズも使えない。スクリーチもね。残念だったねぇ起死回生のチャンスは与えないよ?」
首に巻きついた触手が緩む。ハァハァと必死に息を取り入れ、彼女を睨む
「僕に…何の用だよ…何が目的で!」
「ん?さっきも言ったでしょ?可愛くて無能で獣みたいな弟の顔を見たかっただけだよー。この世にたった一人の弟なんだからさ」
普通弟の四肢を縛り上げるだろうか。そんなくだらない事を考えながら息を整える。コールの言う通り能力は使えない。異形の力もコールにバラすのはまだ早い。ここはフリをしておこう
「…なら下ろしてよ…もう胸ぐら掴んだりしないから…」
「んっんー?悪いことしたらなんて言うの?」
「……ごめんなさい」
「よく出来ました」
太い触手をしまい、ポンと頭を軽く撫でられる。…嬉しくない
「ま!クソガキの元気そうな顔が見れてお姉ちゃんは満足満足…。あ、そーだクソガキ。失敗作同士のよしみだよ。1ついい事を教えてあげる。大切なモンは作るなよ?生き物は大切なモンが出来ると途端に弱くなる。弱点にもなるし?弱みにもなる。あ、安心して?私はキーファのこと大事じゃないから」
ニッコリ笑顔でとんでも無いことを言いやがる…。じゃーねぇ。と彼女は去って行ってしまった。自分から呼び出しておいて勝手な姉だ
「…弱くても…守りたいものはあるし」
そうふて腐れたように呟きながら首をさすり家に帰る



[115] ごめんなさい…

投稿者: スリー・ピネス 投稿日:2018年 1月12日(金)19時04分54秒 61-26-22-202.rev.home.ne.jp  通報   返信・引用

どうしよう…部屋で話せない…ごめんなさい…。無言退室で…お願いします…(汗)



[114] 藍と白の対話

投稿者: Who…? 投稿日:2018年 1月10日(水)15時36分56秒 p322194-ipngn200404daianjibetu.nara.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

「君の良い所と悪い所。
 どちらから聞きたい?」

目を細め、僅かな微笑みを浮かべながら『藍』が『白』に話しかける。
『藍』の話は面倒臭いなんて思いながらも『白』は仕方なさそうに溜め息をつき、口を開いて

「それじゃあ、悪い所から。」

悪い所から聞くのは、気分を下げてから上げたいという魂胆なのか。
何はともあれ『藍』は満足そうに頷き、人指し指を立てる。

「君の悪い所。
 それは自分を殺したこと。
 死はいい。
 でも自殺はつまらない。
 そうは思わない?」

「…ああ、そう。
 そうなんじゃない?」

「適当だね。
 それともう一つ。
 愛を理解できていない所。
 そのせいで何人が苦しむんだろうね。」

「_…もういいよ。」

面白がっているのだろう。
『白』はそう感じながらももういいとその話をやめさせ、次に行く。

「じゃあ君の良い所。
 自分以外誰も殺したことがない所。
 危なかった時があったみたいだね。
 それでも踏み留まった。」

「…普通、そうでしょ?
 君は殺したことがあるの?」

「うん。
 一回ね。」

『藍』の返事を聞き、『白』は驚いたような顔をする。
『藍』は絶対に人を殺したことがない、そう確信できたから。

「…なんで殺したの?」

「十三歳の時だったかな。
 夜道を襲われちゃって。
 最後に去ろうとした所を。」

「…そう。
 …同情した方が良い?」

「いいえ。
 気にしてないもの。」

「なんで?
 トラウマじゃないの?」

「トラウマっていうのはね
 それこそ思い出せない程に酷い記憶のこと。
 勿論話せない。
 今私が話してるってことは、そうじゃないってことでしょ?
 違う?」

「…そうだね。」

『白』は『藍』を見てみる。
『藍』も『白』を見ている。
本当に気にしていないのか。


「…もう一つ。君の良い所。」

「…まだあるの?」

「うん



 それはね」









目を覚ます。
体を起こしふと時計を見ると、長針は12を、短針は2を指していて。

こんな時間に夢を見てしまった。

もう一度、眠ろう。

そうしてまた深い眠りに落ちる。
今度の眠りでは、夢を見なかった。









それはね










優しいこと



[110] 最近

投稿者: 栗林日影 投稿日:2018年 1月 6日(土)07時51分45秒 140.47.223.223.megaegg.ne.jp  通報   返信・引用

正月休みもすっかり明けた。いい天気だ、日が温い...1/5てことにしようか
どうも、近頃私は恋をしているようだ。
相手は職場の上司...驚いたね、生きてたら何があるか分からない。何よりこの人の事はなんであろうと忘れたくないと思ったよ。珍しく...久しぶりに女のまま日記を書いているけど、既に文体が違う感じだ、分かりやすいね、日付のとこに性別を書く手間が省けるよ
私は男として生まれたけど女だ。生物としては禁忌...どこで因果が邪魔をするかな。今まで我ながら涼しい顔で過ごしたけど、正直あの人が居ないと正気を保てる気がしないよ...今度、私があの人の代わりに戦闘をすることを提案する。今度ね
今日、よく知らない同じ職場の奴に会った。なんか企んでそうだったけど言及はやめた。働きづらくなるのも面倒だし...けど話の途中であることに気付いてしまったよ。私はあの人に遊ばれてるだけなんじゃないかなって
久しぶりに日記らしくこれが機能したね、記憶無くしても安心だ
その時となれば、私はこの手記を全部、あの人に渡す。語るよりもこの手記が正しい...私の記憶は少し改変されたりしてるから、ね
追記/ 見返すと文体がやはり可笑しく思う。今度から手記を書くときは一時的に男になるものとする。全く、感性が変わるとは面倒臭いものよ


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