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続、駒選びの話

 投稿者:ゲンベイ  投稿日:2017年 9月 7日(木)03時17分33秒
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  木地は派手すぎないものを選ぶと良いでしょう。
というのも、駒は使っていくにつれて、手の脂を吸収して色合いが濃くなっていきます。
蛍光灯など、長年の紫外線の影響もあるでしょう。

駒は出来上がって50%、使い込んで育つ事によって100%になるものです。
使い込まなければ、味わいを引き出す事はできません。

高価で綺麗な駒を鑑賞して、ウットリするのも良いのですが、
それでは、駒本来の魅力を半分しか楽しめていないと言えます。
駒は使いこんでこそ、本領を発揮するものです。

駒を購入する際には、これを使いこんでみて、どうなるかを考えながら選ぶのが良いです。
品の良い柾目や薄虎斑は、使い込むと味良く育ちます。
虎斑や根杢は、完成時とても綺麗で魅力的です。これらは上品な感じの木地ならば良いと思います。
ただ、中には最初から派手過ぎるものがあり
そういう駒はいずれ飽きが来てしまう事もあります。そのあたりは各々の好みでもあります。

将棋駒は、長い年月、手入れを怠らず使い込むと、味わいが増して一生の大切な宝物になります。
それは自分で育てていくものです。経過を楽しむものです。
ツゲが味わいを増して、変化していくのを見る楽しみは所有者だけの喜びであります。
それは道具との付き合いの醍醐味です。

ビギナーの方に知っておいてほしいのですが、

購入する際に、心に少しでも何か引っ掛かるようなものを感じたら、
それは買わないというのが私の定跡です。これで失敗した事はありません。

逆に、ブランドや木地、価格、見栄、誰かに自慢したいだとか、
コレクションに持っておきたい等、駒の本質から離れたところで欲しくなった場合、
それは失敗する事が多かったものです。気軽に使えないのですよね。使い込めない。
酷い場合だと、売却する時の事まで考えている。
それは将棋駒でなくて、コレクターズアイテムと言えるでしょう。

駒には麻薬的な魅力があって、一つ良いものを手に入れると
他にもどんどん欲しくなるものです。作者、木地、書体、これらの組み合わせで
いくらでも欲しくなってしまいます。

ネットを見れば魅力的な駒はいくらでも見つかります。
自分の好みをしっかりと分析して、何が本当に必要なのかを理解すれば
駒選びに失敗する事はないでしょう。

安物買いの銭失いなどと言いますが、私も何度も失敗しました。手頃なのがかえって危ない。
失敗しないとわからない事も多いのですが、できるだけ失敗はしたくないものです。
逆に、高級駒を購入する際にも一際慎重になってください。

いろんなセールストークもありますが、それに惑わされず、自分の心と対話してみる事です。
ネットの書きこみを鵜呑みにしても、得るものは少ないです。できれば見ない方が良いくらい。
誰が良いとか悪いとか、ありますよね。私は一切見ません。何より精神衛生上良くない。
それよりも、実物を数見るのが勉強になります。

沢山勉強して自分の感性を磨いて、それを信じてください。

自分が本当に求めているものは何か、それを知る事が一番大切です。
どうか良い駒との出会いがある事を期待しています。
 
 
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